うり坊が一年生の時の担任の先生のご紹介で、大学で教鞭を振るう講師の方から直接ペアレントレーニングを教えていただける機会を得た。以前からペアトレには興味はあって時々講習会のお知らせが入ってると見るんだけど日程や回数が多いことなどで受講するには至らず。
元担任は私がうり坊との接し方で悩んでいたことを思い出して連絡をくれたんだって。ありがたい。
学歴も教養も無い私がマンツーマンでお教えいただくなんて恐れ多くなってきて前夜は眠れなかった。
これは自分用のまとめです。私の学びノートです。間違ってる誤解していること抜けてることたくさんあると思います。私はペアトレのプロではないです!
項目の最後に「らしい」と「知らんけど」つけて読むくらいでお願いします。
うーん。どうやってまとめていくか迷いながらのスタート。
先生
講師の方の勤務先の学校で行うとのことで行ってきた。
ロビーで待っていると優しい雰囲気の女性が声を掛けてくれた。お互い挨拶をして部屋まで世間話をして歩いた。
とても気さくで話やすい先生で安心したよ~。年齢は同じか少し上くらいだと推測するけどもう大学生のお子さんがいる大先輩母だった。
行動心理学
私のペアトレのイメージは、親が感情を抑えて子供の気持ちに寄り添って共感して良好な関係を築くというぼんやりしたものだった。だからアンガーマネージメントと少し混同していた。
まず先生は「ペアトレは気持ちに寄り添う心理学ではなく『行動心理学』をもとにしています。」と言った。
行動心理学において障害の有無や障害の種類や度合いは関係ない。むしろ人間だけのものではなく動物のトレーニングにも応用されている。
なになにそれ!?もっと知りたいとワクワクしてきた。
行動を見る
●『行動』ー『心・頭の中』を切り離す。
子ども(他人)の気持ちや頭の中はわからない。だから行動を見る。
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この思想についてはアドラー心理学と共通すると感じて私には納得のいくものだと感じた。
●行動は必ず誰かの真似やどこかで学んだものである。
どこで?誰に?学んだか覚えてきたかは重要ではないく、家庭内や同じ空間でやらない、適した行いをすることが大事。
例えば家庭内において学校で流行ってるいることなどをコントロールすることは不可能だから切り離す。
●行動が続くには理由がある。
その行動によってどんな報酬を得ているか?を観察し探る。この時、何でそうするのか?と当人の内面に注目するのではなく、どうしたら?と視点を変える。
『どんな時』→『何をして』→『どうなった(支援者がどんな働きかけをしたか)』
癇癪や自傷行為や強度行動障害にも何らかの報酬が当人にあると考える。
例えば、かまって欲しい→癇癪を起こす→ママが抱きしめてくれた。とか、
友達の玩具が欲しくて叩いて奪ったことが最初のきっかけだったとして「叩いたらダメだよ~」と先生が駆けつけてくれたことにより、実は玩具が手に入ったことではなく先生が来てくれたことが報酬になっていることもある。
これが『どうなった(支援者がどんな働きかけをしたか)』をしっかり掴み取る大事な部分。
もう一つのパターンとしては、嫌なことから逃げられたという経験。
(誤学習とは違うのですか?という私の質問に対して、誤学習という大きな括りの中の一つと考えてたらいいと思いますとのこと)
言葉が遅い子が食事にピーマンが出てきて嫌だなーと思っているとして、癇癪を起こしてみたら食事どころではなくなって結果としてピーマンを食べずに済んだ。というような経験から学んでしまっていることもある。
自分に当てはめてみると、夕飯後寝る前頃疲れている→「玩具片付けなさい!」と大きな声で怒鳴った→子ども達が自分で片付けてくれた。
これこれこれ~。やってるわ~。恥っ!
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講義を受けてから一週間が経ったのだけど、これがなかなか難しい!!観察しているけど「この行動がこの面倒な態度がこの子にとってどういう報酬を得ることに繋がっているのか?」とさっぱりわからん。
宿題をやろうとすると急に欠伸したり今日嫌なことがあってね・・・と別の深刻な話題を振ってふるのは『宿題から逃げる報酬パターン』だとすぐにわかったけど笑
それ以外の言葉遣いの悪さや兄妹喧嘩で手が出る、小さなことでしつこく愚図る。という場面で子どもたちにとって何か得になることがあるようには見えないし何かを回避するどころかペナルティーになってると思うんだけど・・・一体何故だ?何故なんだ!?
という一週間を過ごしている。
学びと実行は遠い。。。
気付き
障害の有無や障害の種類や度合いは関係ない。
これはこのような思考観点になりたい!と思った。
でーもまだまだ捨てきれない!「うり坊は自閉症だからしつこい!こだわり強い!ルーティン大事にする!知的障害が故にこれ系は知識が定着しないんだよな〜」娘も「ここまで失くし物が多く探し物が苦手で散らかしまくるのはやっぱりADHDだろうな」と見てしまうのよ。
でも大事なのは障害の特性を見るのではなくて、その子に今必要な対応とステップを用意すること。これ大事!
そしたら、うり坊は障害があるのに頑張っている。娘はもっと出来るはずなのに。とは思わなくなるよね。我が家の子育てのヒントがここにあるように思う。
あとは、寄り添い型の育児だとこちらも『心を使う』から気持ちが通じない思ったような反応がないという時に気持ちが疲弊してしまう。こんなに考えているのに報われないとかね。でも、行動分析として観察と対応方法の模索と考えるとトライアンドエラーとして取り組めるだろうという方法の変更は今後身につけていきたいスキルだ。
久しぶりの学び
学校を卒業してから20年くらい。専業主婦になって10年くらいかな?
わからないこと興味があることをネットで検索したり本を読んだりと独学で知識を得ることはあっても、先生から教えてもらう機会はすっごく久しぶりで良い刺激だった。
それに、育児や療育についてけっこう勉強してきたから療育先や学校からのアドバイスなどを聞いてて新鮮な学びや発見がないことがほとんどでちょっともういいかな・・・みたいなモチベーションになっていたんだよね。
そこに『行動心理学』という新しいジャンルの学びが飛び込んで来て興奮している!
二週に一回のペースで全五回。楽しみだ!!
2024年10月8日
行動を見て行動の理由を探す。って学んだとはいえ、今朝あまりにしつこく腰にしがみ付いてタックルしてくるうり坊を大外刈りでなぎ倒したのは私です。知識を自分の行動に落とし込むのは難しいという証明のようなヤツです。精進します!